FC2ブログ
主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

12月24日・クリスマスイブになりました。皆さんは、どのように過ごされているのでしょうか?
クリスマスにちなんだ記事を2つ紹介したいと思います。


いま、サンタさんはどこを飛んでいるのでしょうか? 昔はただ想像しているだけでしたが、現代では異なります。どこを飛んでいるは、「NORAD Tracks Santa」というインタネットのサイトを見るだけで、世界中を飛びまわるサンタさんの飛行ルートをたどり、そのサンタさんの姿を追跡することができるのです。 「現代に生まれてヨカッタ!!!」と誰もが思うことでしょう。

そのサンタさんなのですが、危険性が指摘されているようです。


1.APFBBニュース(2010年12月15日 16:10 発信地:パリ/フランス)

サンタは危険?居眠り運転でそり激突の可能性 英研究
2010年12月15日 16:10 発信地:パリ/フランス

【12月15日 AFP】毎年、世界中の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けるために一睡もしないでそりを運転するサンタクロースは、医学的な見地から、一般市民への脅威になりかねない――。英ウォーリック大医学部(University of Warwick Medical School)の研究者らが14日、こう警鐘を鳴らした。

 一睡もせず、一晩中熱狂的にそりを走らせるサンタ。プレゼントを届けた先で、ツリーの下に感謝のしるしとして置かれたアルコールをチビチビやることだってあるだろう。同大のフランコ・カプッチオ(Franco Cappuccio)氏とミシェル・ミラー(Michelle Miller)氏は、睡眠不足がもたらす危険について執筆した本のなかで、サンタが被る、またはサンタがもたらす危険を分析した。

 サンタは非常に眠いため、注意力は散漫になり、思考能力や記憶力は減退するだろう。やがて、手綱を握ったまま眠り込んでしまい、そりは何かに激突するだろう。このとき他人を巻き込んでしまうかもしれない。

 健康へのリスクは、年に一度きりの仕事であることを考えれば、長期的には少ないかもしれないが、短期的には数多く存在する。

 また、一睡もしないでサンタのお供をしなければならない小人たちやトナカイにも健康リスクは及ぶだろう。
 
 2人の試算によると、世界中の子どもたちにプレゼントを送り届けるためにサンタに与えられた時間は31時間。煙突から中に入る時間も考慮すれば、1秒あたり約1000キロ移動しなければならない計算だという。(c)AFP」



確かに、

「一睡もせず、一晩中熱狂的にそりを走らせるサンタ。プレゼントを届けた先で、ツリーの下に感謝のしるしとして置かれたアルコールをチビチビやることだってあるだろう。……サンタは非常に眠いため、注意力は散漫になり、思考能力や記憶力は減退するだろう。やがて、手綱を握ったまま眠り込んでしまい、そりは何かに激突するだろう。このとき他人を巻き込んでしまうかもしれない。」


こうした危険性はあるでしょう。

しかし、一日中世界を走り回るというパワフルなサンタさんは、普通の人間並みではないはずです。少なくとも24日だけは。危険性はあってもそれは杞憂なのかもしれません。

いままで居眠り運転などの事故が起きたとの噂もありません。サンタさんが誕生して以来、無事故無違反だったのですから、今後も事故の可能性を想定することもないように思います。

とはいえ、日本では飲酒運転や交通事故に対しては、殺人事件と同じであるかのように、異常なほどまでに「厳罰に処すべき」との世論・マスコミの意見が強いのです。日本では、英ウォーリック大医学部のような研究さえも許されないでしょう。おかしなものです。



2.一日中移動するサンタさんが贈るプレゼントは、移動時間などの関係上、生き物であるとは思えませんが、人間社会では、生き物をクリスマスプレゼントする方がいます。

(1) 朝日新聞平成22年12月24日付朝刊7面「特派員メモ」

◆ウィーン ある犬の一生

 寒空の下で、あの犬たちはどうしているのだろう。かつて取材したウィーンの「動物シェルター」を年末に再び訪ねた。

 「犬の楽園」ウィーンでは捨て犬を殺さず、保護施設で養う。今夏、大型犬へのしつけを求める免許制度が導入されると、試験を嫌う飼い主が犬を捨てに施設に殺到した。

 冬はただでさえ捨て犬が多い。クリスマスにもらったものの、気に入らずに施設に持ち込むからだ。最近多いのがチワワなどの小型犬。スロバキアなど旧共産圏の農家が金目当てにブリーダーにくら替えし、西欧で安く売りさばいているという。

 施設の犬は3ヶ月前に訪れた時より30匹も増え、今や400匹に迫る。定数オーバーだが、1匹あたりの空間を狭めて何とかしのいでいる。

 残りの生涯を施設で終える犬も少なくない。10年間、新しい飼い主を待ち続け、犬専用プールがある家にもらわれた老シェパードもいたそうだが、そんな幸運は一握りだ。

 「写真うつりが良い」と職員らに人気だった黒犬のデミアンは、犬好きの若い女性に引き取られたが、あっけなく命を落とした。飼い主の彼氏に硬い靴先で頭を蹴られたのだという。帰り道、犬たちの鳴き声が耳から離れなかった。(玉川透)」



(2) 日本では、動物愛護センターに一時的に収容されるものの、ほとんどが殺処分されます。犬猫の殺処分回避で全国的に注目されていた熊本市動物愛護センターも、平成22年5月25日、8ヶ月ぶりに犬3匹を殺処分しています。こうした日本の惨状に比べれば、「捨て犬を殺さず、保護施設で養う」ウィーンは、制度上、はるかに動物の命が尊重されていることになります。

もちろん、「大型犬へのしつけを求める免許制度が導入されると、試験を嫌う飼い主が犬を捨てに施設に殺到」したとか、「クリスマスにもらったものの、気に入らずに施設に持ち込む」といった対応、「犬好きの若い女性に引き取られたが、あっけなく命を落とした」といったように、個々人の意識としては、動物の命を尊重しているとは思えないことは確かです。どういう制度であろうとも、実際上、動物の命を慈しむ心があるかどうかにかかっているのです。

サンタさんの存在は、無償の愛を注いでくれる存在の証明であり、夢や希望を体現する存在です。周囲の全ての人たちだけでなく、すべての動物、シェルターで殺処分の運命におかれている多くの動物たちに対しても、善意のまなざしを向けてほしいと思います。


 
なお、毎年、クリスマスにちなんだテーマでエントリーを書いています。ぜひご覧下さい。

<1>「サンタクロースの法律問題」(2005/12/23 [Fri] 01:05:07)
<2>「クリスマス・キャロル~スクルージは拝金主義者で悪人なのか?」(2006/12/24 [Sun] 16:25:12)
<3>「アラブ首長国連邦・ドバイでのクリスマス風景」(2007/12/24 [Mon] 00:01:54)
<4>「寒しこの夜」(2008/12/24 [Wed] 05:17:15)
<5>「サンタクロースは本当にいるのでしょうか?」(2009/12/24 [Thu] 04:06:04)

スポンサーサイト


追記を閉じる▲
2.一日中移動するサンタさんが贈るプレゼントは、移動時間などの関係上、生き物であるとは思えませんが、人間社会では、生き物をクリスマスプレゼントする方がいます。

(1) 朝日新聞平成22年12月24日付朝刊7面「特派員メモ」

◆ウィーン ある犬の一生

 寒空の下で、あの犬たちはどうしているのだろう。かつて取材したウィーンの「動物シェルター」を年末に再び訪ねた。

 「犬の楽園」ウィーンでは捨て犬を殺さず、保護施設で養う。今夏、大型犬へのしつけを求める免許制度が導入されると、試験を嫌う飼い主が犬を捨てに施設に殺到した。

 冬はただでさえ捨て犬が多い。クリスマスにもらったものの、気に入らずに施設に持ち込むからだ。最近多いのがチワワなどの小型犬。スロバキアなど旧共産圏の農家が金目当てにブリーダーにくら替えし、西欧で安く売りさばいているという。

 施設の犬は3ヶ月前に訪れた時より30匹も増え、今や400匹に迫る。定数オーバーだが、1匹あたりの空間を狭めて何とかしのいでいる。

 残りの生涯を施設で終える犬も少なくない。10年間、新しい飼い主を待ち続け、犬専用プールがある家にもらわれた老シェパードもいたそうだが、そんな幸運は一握りだ。

 「写真うつりが良い」と職員らに人気だった黒犬のデミアンは、犬好きの若い女性に引き取られたが、あっけなく命を落とした。飼い主の彼氏に硬い靴先で頭を蹴られたのだという。帰り道、犬たちの鳴き声が耳から離れなかった。(玉川透)」



(2) 日本では、動物愛護センターに一時的に収容されるものの、ほとんどが殺処分されます。犬猫の殺処分回避で全国的に注目されていた熊本市動物愛護センターも、平成22年5月25日、8ヶ月ぶりに犬3匹を殺処分しています。こうした日本の惨状に比べれば、「捨て犬を殺さず、保護施設で養う」ウィーンは、制度上、はるかに動物の命が尊重されていることになります。

もちろん、「大型犬へのしつけを求める免許制度が導入されると、試験を嫌う飼い主が犬を捨てに施設に殺到」したとか、「クリスマスにもらったものの、気に入らずに施設に持ち込む」といった対応、「犬好きの若い女性に引き取られたが、あっけなく命を落とした」といったように、個々人の意識としては、動物の命を尊重しているとは思えないことは確かです。どういう制度であろうとも、実際上、動物の命を慈しむ心があるかどうかにかかっているのです。

サンタさんの存在は、無償の愛を注いでくれる存在の証明であり、夢や希望を体現する存在です。周囲の全ての人たちだけでなく、すべての動物、シェルターで殺処分の運命におかれている多くの動物たちに対しても、善意のまなざしを向けてほしいと思います。


 
なお、毎年、クリスマスにちなんだテーマでエントリーを書いています。ぜひご覧下さい。

<1>「サンタクロースの法律問題」(2005/12/23 [Fri] 01:05:07)
<2>「クリスマス・キャロル~スクルージは拝金主義者で悪人なのか?」(2006/12/24 [Sun] 16:25:12)
<3>「アラブ首長国連邦・ドバイでのクリスマス風景」(2007/12/24 [Mon] 00:01:54)
<4>「寒しこの夜」(2008/12/24 [Wed] 05:17:15)
<5>「サンタクロースは本当にいるのでしょうか?」(2009/12/24 [Thu] 04:06:04)

スポンサーサイト

FC2blog テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

【2010/12/24 23:29】 | 論評
トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。