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菅再改造内閣が平成23年1月14日、発足しました。菅直人首相(64)は、旧大蔵省出身で閣僚経験者の藤井裕久元財務相(78)を官房副長官に起用。たちあがれ日本を離党し経済財政担当相に就任した与謝野馨元財務相(72)と同じく消費税増税論者で、増税路線を推し進めるための布陣が鮮明になりました。

また、1970年以降、24回の内閣改造はすべて仏滅を避けて行われていました。しかし、1月14日は「仏滅」であり、菅改造内閣は、“仏滅改造”であって戦後初めての異例のことといえます。「追い込まれ改造だけに、ゲン担ぎなど考える余裕もなかったのだろう」(自民党中堅)との言われています。



1.報道記事を幾つか。

(1) 東京新聞平成23年1月14日付朝刊24面「こちら特報部」

「理系」首相は 験は担がず? “仏滅改造”異例の船出

 菅直人首相は「仏滅」の14日に内閣を改造する。験担ぎを気にして「お日柄」を重視する政界では、異例の“仏滅改造”だ。1970年代以降の24回の内閣改造は、全て仏滅を避けており、「仏滅改造は戦後初めて」ともいわれる。鳩山由紀夫氏、菅氏と理系首相が続く民主党政権には、非科学的な験担ぎは無用?(鈴木伸幸)

◆識者「日程調整の余裕もない」

 仏滅について「迷信だから、気にする必要もないでしょう」と話すは、暦に関心を持つ人の集まり「暦の会」(東京)の世話人の吉成勇さんだ。

 「もともとは中国で生まれた暦注の一つで、平安時代に日本に伝わったとされる。『六曜』と呼ばれ、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六つの日がある。それぞれに吉凶がいわれているが、何の根拠もない。明治時代には『でたらめ』として政府が使用を禁止していたぐらいですから」

 六曜が復活したのは第二次世界大戦後。「政府が禁止していた」ということへの反発もあってか、急速に普及した。「大安はめでたい日」「仏滅は仏も滅亡するような悪い日」とされ、冠婚葬祭の日取りに影響を与えた。結婚式は大安に人気があり、「友を引く」とされる友引には葬儀を避ける傾向が強いという。

 実際、「仏滅割引」がある結婚式場は多く、友引を定休日とする斎場もあるほど。仏教とは全く関係のない、単なる迷信なのだが、占い好きという国民性もあって、幅広く定着している。

 政界でも「解散・総選挙の日程は六曜に影響される」というのが一般的な認識。選挙事務所の開所式や政治グループの旗揚げなどでも、験を担ぐ政治家が多い。そんな背景からすると、“仏滅改造”ははやり気になるところだ。

 政治評論家の小林吉弥氏は、この日程を「追い込まれた“たそがれ菅政権”を象徴している」と受けとめる。「現状では、内閣改造をしなければ国会の開会すらできない。そもそも政治とは政(まつりごと)で、おめでたい日を選ぶべきだ。仏滅は避けたかったはずだが、そんな日程調整すらできないところまできてしまった」

 さらに「内閣改造で、政治とカネ問題を抱える小沢一郎元代表の排除を徹底して、純化路線を進めるようだが、それで挙党態勢といえるのか。党内はこれまで以上にゴタゴタしそうで、何とも先行きの暗さを“仏滅”が暗示しているようだ」という。

 国会法では、国会召集詔書を10日前に公布すると定めており、慣例で衆参両院で議院運営員会理事会を開き、そこで官房長官が召集日を通告することになっている。民主党は24日に通常国会を召集する方針だが、「民主党は慣例を知らず、大慌てで召集10日前の14日に内閣改造することになったのではないか」と推測するのは、政治評論家の有馬晴海氏だ。

 「政治家は、それぞれが独自の政治カレンダーを持っているもの。1年間の政治日程を把握し、それを逆算して『何をいつどうすべきか』とスケジュールを決める。菅政権は『明日をどうするか』を考えるのが精いっぱいで、全てが後手。験担ぎもできない余裕のなさは、政権運営がうまくいっているとは言えない」とみる。」



(2) 東京新聞平成23年1月15日付朝刊1面

菅再改造内閣が発足 税・TPPシフト鮮明
2011年1月15日 朝刊

 菅再改造内閣が十四日夕、発足した。菅直人首相は記者会見で「日本の危機を越えていく力を最大にしたい」と強調。社会保障と消費税を含む税制の一体改革、環太平洋連携協定(TPP)参加に取り組む決意を示した。だが、六月までに一定の結論を出すとした二つの課題には与野党ともに反対論が根強い。二十四日召集の通常国会では、衆参ねじれで、二〇一一年度予算関連法案の成立のメドは立っていない。内閣改造しても、菅政権の苦難は続く。

 首相は記者会見で、社会保障と税の一体改革を担う与謝野馨経済財政担当相の起用にまず言及。「安心できる社会保障制度、持続できる財源をいかに確保するかの議論が必要だ。与謝野氏の起用は内閣の性格の表れだ」と力説した。

 消費税率引き上げのための布陣ではないかと問われると、「そう決めつけて質問するのはフェアではない。社会保障の議論をしっかりしようと言っている」と色をなして反論。久しぶりにイラ菅ぶりを爆発させた。

 首相は社会保障と税の一体改革を与野党で協議したい考えを重ねて示したが、与謝野氏の「一本釣り」人事に対し、野党側は反発しており、改革のために起用した与謝野氏の存在が現段階ではむしろマイナス材料になっている。

 もう一人の改造人事のポイントは、TPP参加が持論の海江田万里経済産業相だ。消極的だった大畠章宏前経産相を国土交通相に横滑りさせてまで起用した。首相は「経済連携と農業改革を両立させる道筋をしっかり打ち出していきたい」と意気込んだ。ただ、反対する農家をどう説得するのかについては「政府の農業改革推進本部で議論を始めている」と述べるにとどめた。

 首相は課題への決意や、そのための布陣を敷いたことは冗舌に説明したが、肝心のどう「突破」するかについては、その口は重かった。」



(3) 夕刊フジ平成23年1月16日(15日発行)付1面

管“不条理政権”5人の問題児 “象徴”与謝野は「卑しい」
2011.01.15

 菅第2次改造内閣が発足。菅直人首相(64)は政権浮揚を図り、通常国会を乗り切りたい考えだ。しかし、野党を連続して離党した与謝野馨経済財政担当相(72)や参院議長経験者の江田五月法相(69)、民主党幹事長として参院選を大敗した責任を取っていない枝野幸男官房長官(46)らを起用した前代未聞の人事は、野党のみならず党内からも猛批判を浴びている。さらに、改造前に空手形を切りまくった菅首相自身が求心力を落とし、仙谷由人氏(65)を党代表代行にしたことで、新たな火種も持ち込まれた。“不条理政権”を具現化する5人組を抱えた政権の行く末は-。

 「人生というのは不条理だ」

 海江田万里経済産業相は、同じ衆院東京1区で自民党から出馬してきた与謝野氏の入閣を、複雑な表情で論評した。また、官房長官続投を探ってきた仙谷氏に引導を渡した民主党出身の西岡武夫参院議長も14日夜、都内で記者団に「首相は不条理だ。民主党と小選挙区で戦った相手が入閣するというのは、海江田氏にはたまらないだろう」と批判した。

 「不条理」は、「ことがらの筋が通らない」という意味で、首相が年頭所感で「不条理を正す政治」として用いた言葉だ。民主党の小沢一郎元代表の「政治とカネ」を指して言ったのだが、いつのまにか第2次改造内閣のネーミングになりつつあり、民主党批判を続けてきたのに入閣した与謝野氏は「筋が通らない」象徴となっているのだ。

 菅首相が与謝野氏に期待するのは主に(1)新内閣の最重要課題のひとつである社会保障と税制の一体改革を進める司令塔としての役割(2)ねじれ国会を乗り切るために自民党や公明党と連携する呼び水としての役割-だ。

 3月に2011年度予算関連法案が参院で否決され、政権が立ち往生するという「3月危機」が現実味を帯びているだけに、(2)こそ最重要とみる向きもある。

 しかし、与謝野氏起用の評判は最悪だ。

 自民党の谷垣禎一総裁は「与野党の信頼関係を一顧だにしていない。(自民党比例で当選したのだから)議員辞職して民間人として内閣に入るのが通常の道義感」と批判。公明党の山口那津男代表も、“与謝野呼び水理論”を「勝手な思いこみだ」と一刀両断した。

 与謝野氏は民主党の政策を猛批判し続けてきただけに、国会で整合性を追及されるのは確実。自民党幹部は「問責第1号だ」と鼻息が荒い。

 社民党も、筋金入りの消費税増税論者である与謝野氏にアレルギーが強い。福島瑞穂党首は「与謝野氏と財務省、首相官邸、三位一体で消費税をきっちり上げるシフトを組んだ。菅さんは何を考えているのか」と批判した。社民党を巻き込んで、衆院での法案再可決が可能な3分の2を確保する策も、与謝野氏入閣で苦しくなりそうだ。

 それだけに、首相を支える民主党反小沢派の後見人的存在である渡部恒三最高顧問は、「(他党から)参院議員を3人ぐらい連れてくるなら『菅君はいい人事をした、与謝野君ありがとう』と言うが、衆院は足りている。本当に意味のない人事だった。間違っている」とこきおろした。さらに、与謝野氏自身についても「政権を失った途端に自民党を出て、今度は民主党(政権)で入閣するなんて卑しい」とまで述べたのだ。

 一方、参院議長経験者である江田氏の入閣も異例。渡部氏は「議長は首相と同格かそれ以上だ。よくお引き受けいただいたと感心する。私なら断る」と皮肉った。また、枝野氏には「昨年の参議院選挙の大敗の責任者が、なぜ出世するのか」(森裕子参院議員)との批判が強い。(以下、省略)」



(4) 東京新聞平成23年1月16日付朝刊2面

「与謝野氏辞職を」野党次々
2011年1月15日 12時33分

 自民党の石原伸晃幹事長は15日午前、入閣した与謝野馨経済財政担当相について「厳しく批判していた民主党政権に行くなら、議員バッジを外すべきだ。人として信用できないし、信頼関係をつくることは難しい」と述べ、議員辞職を求めた。都内で記者団に述べた。

 山本一太参院政審会長もTBS番組で「与謝野氏は、民主党政権では日本経済が崩壊するという本を書いたばかり。個人的には最初から問責を出したい閣僚だ」と、通常国会で追及する方針を表明。与謝野氏が2009年の衆院選で自民党の比例代表として復活当選した経緯に触れ、議員辞職が「政治家としての筋」と指摘。公明党の高木陽介幹事長代理も「一民間人として入閣するのが筋論だ」と同調した。

 これに対し枝野幸男官房長官は、都内で記者団に「与謝野氏が新しい閣僚としてどういう仕事をするか見極めてほしいと反論した。」




2.今回の改造内閣人事を見て、「人は、頭がおかしくなると、限りなく正気を失った行動にでるのだなあ」と諦めの気持ちでいっぱいです。親しい関係にある人が、精神を患い、認知症を患ったような場合、その人たちがなす言動に対しては、よく「諦めの気持ち」で接することがありますが、それと同様です。

(1) 菅直人が完全に正気を失ったことは、政権に就いた後半年も経っているのに「いままで仮免許だった」とか言うなど多くの言動から誰の目にも明らかです。ごく最近もまた正気を失った言動をしています。

 「頭がおかしくなったのか、最近の首相は周囲が心配するほどのハイテンション。エラソーなことばかり口にしている。
 党大会では、消費税と社会保障の一体改革に向けた超党派の協議を呼びかけ、「野党が協議に参加しないなら歴史に対する反逆行為だ」と、まるえ自分が歴史をつくっているかのようなことまで口にする始末。
 かと思えば、全国幹事長会議で、「こんなに活動資金が使える政党に身を置いたことは初めてだ。大いに使おうではないか!」とうれしそうに宣言。さすがに、党員から「政党助成金なのになにを言っているのか」と、呆れる声が上がったほどだ。」(日刊ゲンダイ平成23年1月17日付(16日発行)2面)


正気を失うと、どうしても余裕がなくなったり、先の見通しについて予測したり、合理的な判断ができなくなります。仏滅での内閣改造もその一つの証左といえます。

 「国会法では、国会召集詔書を10日前に公布すると定めており、慣例で衆参両院で議院運営員会理事会を開き、そこで官房長官が召集日を通告することになっている。民主党は24日に通常国会を召集する方針だが、「民主党は慣例を知らず、大慌てで召集10日前の14日に内閣改造することになったのではないか」と推測するのは、政治評論家の有馬晴海氏だ。
 「政治家は、それぞれが独自の政治カレンダーを持っているもの。1年間の政治日程を把握し、それを逆算して『何をいつどうすべきか』とスケジュールを決める。菅政権は『明日をどうするか』を考えるのが精いっぱいで、全てが後手。験担ぎもできない余裕のなさは、政権運営がうまくいっているとは言えない」とみる。」(東京新聞)


何年でも国会議員の地位にあるのであれば、「官房長官が召集日を通告」することは知っているはずです。菅直人やその一派は、政権を担当した後のことを少しも考えていないから、大慌てで内閣改造するという羽目になってしまうのです。

本来なら、一度、首相となった鳩山元首相や将来像を描いてきた小沢一郎氏を排斥することなく協力を求めていたなら、こんな失態を招くことはなかったはずです。この二人ならば、国会召集の手続は熟知しているはずだからです。なぜ、こうした得難い人材をわざわざ排除してしまうのか、常識ある人間であれば、到底、理解できません。菅直人が正気を失って「反小沢」にのみ執着しているから、首相としてやるべきことが少しもできないのです。


(2) 今回のことで、与謝野氏もまた正気を失ってしまったのだと悲しくなりました。

「「人生というのは不条理だ」
 海江田万里経済産業相は、同じ衆院東京1区で自民党から出馬してきた与謝野氏の入閣を、複雑な表情で論評した。また、官房長官続投を探ってきた仙谷氏に引導を渡した民主党出身の西岡武夫参院議長も14日夜、都内で記者団に「首相は不条理だ。民主党と小選挙区で戦った相手が入閣するというのは、海江田氏にはたまらないだろう」と批判した。
 「不条理」は、「ことがらの筋が通らない」という意味で、首相が年頭所感で「不条理を正す政治」として用いた言葉だ。民主党の小沢一郎元代表の「政治とカネ」を指して言ったのだが、いつのまにか第2次改造内閣のネーミングになりつつあり、民主党批判を続けてきたのに入閣した与謝野氏は「筋が通らない」象徴となっているのだ。 (中略)
 ……与謝野氏起用の評判は最悪だ。
 自民党の谷垣禎一総裁は「与野党の信頼関係を一顧だにしていない。(自民党比例で当選したのだから)議員辞職して民間人として内閣に入るのが通常の道義感」と批判。公明党の山口那津男代表も、“与謝野呼び水理論”を「勝手な思いこみだ」と一刀両断した。
 与謝野氏は民主党の政策を猛批判し続けてきただけに、国会で整合性を追及されるのは確実。自民党幹部は「問責第1号だ」と鼻息が荒い。
 社民党も、筋金入りの消費税増税論者である与謝野氏にアレルギーが強い。福島瑞穂党首は「与謝野氏と財務省、首相官邸、三位一体で消費税をきっちり上げるシフトを組んだ。菅さんは何を考えているのか」と批判した。社民党を巻き込んで、衆院での法案再可決が可能な3分の2を確保する策も、与謝野氏入閣で苦しくなりそうだ。」(夕刊フジ)



 「自民党の石原伸晃幹事長は15日午前、入閣した与謝野馨経済財政担当相について「厳しく批判していた民主党政権に行くなら、議員バッジを外すべきだ。人として信用できないし、信頼関係をつくることは難しい」と述べ、議員辞職を求めた。都内で記者団に述べた。
 山本一太参院政審会長もTBS番組で「与謝野氏は、民主党政権では日本経済が崩壊するという本を書いたばかり。個人的には最初から問責を出したい閣僚だ」と、通常国会で追及する方針を表明。与謝野氏が2009年の衆院選で自民党の比例代表として復活当選した経緯に触れ、議員辞職が「政治家としての筋」と指摘。」(東京新聞)


 イ:<1>与謝野氏は、2009年の衆院選で自民党の比例代表として復活当選しています。要するに、選挙民は、自民党の政策を実行する者として投票し、当選してしたのです。ですから、自民党と民主党が連立する場合は別として、対立政党である民主党政権において、閣僚として就任することは、比例代表選挙制度の意義からして妥当ではありません。

また、<2>与謝野氏は、民主党政権では日本経済が崩壊するという本を出すほど、民主党の政策を猛批判し続けてきました。それなのに、民主党の政策実施に協力するなんて、あまりにも支離滅裂すぎます。

自民党はもちろんのこと、福島瑞穂党首も「与謝野氏と財務省、首相官邸、三位一体で消費税をきっちり上げるシフトを組んだ。菅さんは何を考えているのか」と批判しているくらいです。自民党幹部は「問責第1号だ」と鼻息が荒いのも当然ですし、「社民党を巻き込んで、衆院での法案再可決が可能な3分の2を確保する策も、与謝野氏入閣で苦しくな」るのは当然です。

党内的にも、民主党出身の西岡武夫参院議長が1月14日夜、都内で記者団に「首相は不条理だ。民主党と小選挙区で戦った相手が入閣するというのは、海江田氏にはたまらないだろう」と批判したことから分かるように、余計に党内での協力が得られなくなりました。


 ロ:菅直人は、「消費税率引き上げのための布陣ではないかと問われると、「そう決めつけて質問するのはフェアではない。社会保障の議論をしっかりしようと言っている」と色をなして反論し、「久しぶりにイラ菅ぶりを爆発させた」ようです(東京新聞)。

しかし、消費税引き上げしか言ってこなかった与謝野氏を入閣させたのですから、当然ながら、消費税増税シフトと判断するのは当たり前です。たいだい、税金の引上げと、社会保障の規定は全く別の法制度なのですから、別々の法改正が必要となる以上、「一体改革」になるはずがありません。それなのに、何年も国会議員でありながら、法制度がまるで理解できなくなっている菅直人であるからこそ、「(増税と)そう決めつけて質問するのはフェアではない」といらだつってしまうのです。


 ハ:このように、与謝野氏が入閣すれば、政権にとって何もかも実施できなくなるのは、誰の目にも明らかです。自らの政権を危うくするような政権にするなんて、菅直人は、明らかに常軌を逸しています。菅直人と与謝野氏は、頭のおかしくなった人にありがちな「自分の妄想」だけで物事を判断してしまっているのです。


(3) 菅直人や与謝野氏以外にも、不合理な人事です。

「参院議長経験者である江田氏の入閣も異例。渡部氏は「議長は首相と同格かそれ以上だ。よくお引き受けいただいたと感心する。私なら断る」と皮肉った。また、枝野氏には「昨年の参議院選挙の大敗の責任者が、なぜ出世するのか」(森裕子参院議員)との批判が強い。」(夕刊フジ)


菅改造内閣は、13閣僚が閣内に残留するものですから、いままでと同様に「身内重視」の布陣にすぎません。特に、おかしいのが枝野氏と安住氏の人事です。参院選大敗の責任者であったのが枝野氏と安住氏でしたが、枝野氏は官房長官となり、安住氏は国対委員長に抜擢されたのです。大敗の責任者が責任を問われることなく、“出世”するのもおかしな話です。

憲法上、権力分立制が採用されていることからすれば、参院議長は首相と同格の扱いといえます。一度、参院議長に就任したのであれば、もはや党の顧問として扱われるのが妥当であって、大臣として就任するのは、不可解です。そうした見識さえも捨て去ってまで、江田氏は大臣になりたかったのでしょうか。江田氏に大臣就任を依頼する菅直人も、それ自体、正気を失った行動といえることは確かです。




3.民主党の小沢一郎元代表は平成23年1月16日のフジテレビ番組において、次のように述べています。

 「執行部が衆院選マニフェスト(政権公約)見直し方針を打ち出したことに対し「民主党そのものが変えてしまうということになれば、国民に信を問うような大きな問題だ」と懸念を表明。」(2011/01/16 10:40【共同通信】)


菅直人が、衆議院選挙において4年間で実施すると約束した「衆院選マニフェスト(政権公約)」を破棄するのであれば、もはや国民は民主党を支持する理由はありません。選挙後、政権公約を破棄するのであれば、政権公約を掲げた政党に投票して政権政党を選ぶという政党政治とはいえず、選挙制度に反するものだからです。

小沢一郎氏が言っていることは、まさに憲法に適った言動であり、これに反して、菅直人の言動は明らかに反憲法的言動です。だとすれば、日本の市民は、反憲法的言動を繰り返す、すなわち、憲法99条に定めた憲法遵守義務に違反する言動を行う菅直人を支持するべきではないのです。今回の改造内閣により、民主党は終わりました。

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2.今回の改造内閣人事を見て、「人は、頭がおかしくなると、限りなく正気を失った行動にでるのだなあ」と諦めの気持ちでいっぱいです。親しい関係にある人が、精神を患い、認知症を患ったような場合、その人たちがなす言動に対しては、よく「諦めの気持ち」で接することがありますが、それと同様です。

(1) 菅直人が完全に正気を失ったことは、政権に就いた後半年も経っているのに「いままで仮免許だった」とか言うなど多くの言動から誰の目にも明らかです。ごく最近もまた正気を失った言動をしています。

 「頭がおかしくなったのか、最近の首相は周囲が心配するほどのハイテンション。エラソーなことばかり口にしている。
 党大会では、消費税と社会保障の一体改革に向けた超党派の協議を呼びかけ、「野党が協議に参加しないなら歴史に対する反逆行為だ」と、まるえ自分が歴史をつくっているかのようなことまで口にする始末。
 かと思えば、全国幹事長会議で、「こんなに活動資金が使える政党に身を置いたことは初めてだ。大いに使おうではないか!」とうれしそうに宣言。さすがに、党員から「政党助成金なのになにを言っているのか」と、呆れる声が上がったほどだ。」(日刊ゲンダイ平成23年1月17日付(16日発行)2面)


正気を失うと、どうしても余裕がなくなったり、先の見通しについて予測したり、合理的な判断ができなくなります。仏滅での内閣改造もその一つの証左といえます。

 「国会法では、国会召集詔書を10日前に公布すると定めており、慣例で衆参両院で議院運営員会理事会を開き、そこで官房長官が召集日を通告することになっている。民主党は24日に通常国会を召集する方針だが、「民主党は慣例を知らず、大慌てで召集10日前の14日に内閣改造することになったのではないか」と推測するのは、政治評論家の有馬晴海氏だ。
 「政治家は、それぞれが独自の政治カレンダーを持っているもの。1年間の政治日程を把握し、それを逆算して『何をいつどうすべきか』とスケジュールを決める。菅政権は『明日をどうするか』を考えるのが精いっぱいで、全てが後手。験担ぎもできない余裕のなさは、政権運営がうまくいっているとは言えない」とみる。」(東京新聞)


何年でも国会議員の地位にあるのであれば、「官房長官が召集日を通告」することは知っているはずです。菅直人やその一派は、政権を担当した後のことを少しも考えていないから、大慌てで内閣改造するという羽目になってしまうのです。

本来なら、一度、首相となった鳩山元首相や将来像を描いてきた小沢一郎氏を排斥することなく協力を求めていたなら、こんな失態を招くことはなかったはずです。この二人ならば、国会召集の手続は熟知しているはずだからです。なぜ、こうした得難い人材をわざわざ排除してしまうのか、常識ある人間であれば、到底、理解できません。菅直人が正気を失って「反小沢」にのみ執着しているから、首相としてやるべきことが少しもできないのです。


(2) 今回のことで、与謝野氏もまた正気を失ってしまったのだと悲しくなりました。

「「人生というのは不条理だ」
 海江田万里経済産業相は、同じ衆院東京1区で自民党から出馬してきた与謝野氏の入閣を、複雑な表情で論評した。また、官房長官続投を探ってきた仙谷氏に引導を渡した民主党出身の西岡武夫参院議長も14日夜、都内で記者団に「首相は不条理だ。民主党と小選挙区で戦った相手が入閣するというのは、海江田氏にはたまらないだろう」と批判した。
 「不条理」は、「ことがらの筋が通らない」という意味で、首相が年頭所感で「不条理を正す政治」として用いた言葉だ。民主党の小沢一郎元代表の「政治とカネ」を指して言ったのだが、いつのまにか第2次改造内閣のネーミングになりつつあり、民主党批判を続けてきたのに入閣した与謝野氏は「筋が通らない」象徴となっているのだ。 (中略)
 ……与謝野氏起用の評判は最悪だ。
 自民党の谷垣禎一総裁は「与野党の信頼関係を一顧だにしていない。(自民党比例で当選したのだから)議員辞職して民間人として内閣に入るのが通常の道義感」と批判。公明党の山口那津男代表も、“与謝野呼び水理論”を「勝手な思いこみだ」と一刀両断した。
 与謝野氏は民主党の政策を猛批判し続けてきただけに、国会で整合性を追及されるのは確実。自民党幹部は「問責第1号だ」と鼻息が荒い。
 社民党も、筋金入りの消費税増税論者である与謝野氏にアレルギーが強い。福島瑞穂党首は「与謝野氏と財務省、首相官邸、三位一体で消費税をきっちり上げるシフトを組んだ。菅さんは何を考えているのか」と批判した。社民党を巻き込んで、衆院での法案再可決が可能な3分の2を確保する策も、与謝野氏入閣で苦しくなりそうだ。」(夕刊フジ)



 「自民党の石原伸晃幹事長は15日午前、入閣した与謝野馨経済財政担当相について「厳しく批判していた民主党政権に行くなら、議員バッジを外すべきだ。人として信用できないし、信頼関係をつくることは難しい」と述べ、議員辞職を求めた。都内で記者団に述べた。
 山本一太参院政審会長もTBS番組で「与謝野氏は、民主党政権では日本経済が崩壊するという本を書いたばかり。個人的には最初から問責を出したい閣僚だ」と、通常国会で追及する方針を表明。与謝野氏が2009年の衆院選で自民党の比例代表として復活当選した経緯に触れ、議員辞職が「政治家としての筋」と指摘。」(東京新聞)


 イ:<1>与謝野氏は、2009年の衆院選で自民党の比例代表として復活当選しています。要するに、選挙民は、自民党の政策を実行する者として投票し、当選してしたのです。ですから、自民党と民主党が連立する場合は別として、対立政党である民主党政権において、閣僚として就任することは、比例代表選挙制度の意義からして妥当ではありません。

また、<2>与謝野氏は、民主党政権では日本経済が崩壊するという本を出すほど、民主党の政策を猛批判し続けてきました。それなのに、民主党の政策実施に協力するなんて、あまりにも支離滅裂すぎます。

自民党はもちろんのこと、福島瑞穂党首も「与謝野氏と財務省、首相官邸、三位一体で消費税をきっちり上げるシフトを組んだ。菅さんは何を考えているのか」と批判しているくらいです。自民党幹部は「問責第1号だ」と鼻息が荒いのも当然ですし、「社民党を巻き込んで、衆院での法案再可決が可能な3分の2を確保する策も、与謝野氏入閣で苦しくな」るのは当然です。

党内的にも、民主党出身の西岡武夫参院議長が1月14日夜、都内で記者団に「首相は不条理だ。民主党と小選挙区で戦った相手が入閣するというのは、海江田氏にはたまらないだろう」と批判したことから分かるように、余計に党内での協力が得られなくなりました。


 ロ:菅直人は、「消費税率引き上げのための布陣ではないかと問われると、「そう決めつけて質問するのはフェアではない。社会保障の議論をしっかりしようと言っている」と色をなして反論し、「久しぶりにイラ菅ぶりを爆発させた」ようです(東京新聞)。

しかし、消費税引き上げしか言ってこなかった与謝野氏を入閣させたのですから、当然ながら、消費税増税シフトと判断するのは当たり前です。たいだい、税金の引上げと、社会保障の規定は全く別の法制度なのですから、別々の法改正が必要となる以上、「一体改革」になるはずがありません。それなのに、何年も国会議員でありながら、法制度がまるで理解できなくなっている菅直人であるからこそ、「(増税と)そう決めつけて質問するのはフェアではない」といらだつってしまうのです。


 ハ:このように、与謝野氏が入閣すれば、政権にとって何もかも実施できなくなるのは、誰の目にも明らかです。自らの政権を危うくするような政権にするなんて、菅直人は、明らかに常軌を逸しています。菅直人と与謝野氏は、頭のおかしくなった人にありがちな「自分の妄想」だけで物事を判断してしまっているのです。


(3) 菅直人や与謝野氏以外にも、不合理な人事です。

「参院議長経験者である江田氏の入閣も異例。渡部氏は「議長は首相と同格かそれ以上だ。よくお引き受けいただいたと感心する。私なら断る」と皮肉った。また、枝野氏には「昨年の参議院選挙の大敗の責任者が、なぜ出世するのか」(森裕子参院議員)との批判が強い。」(夕刊フジ)


菅改造内閣は、13閣僚が閣内に残留するものですから、いままでと同様に「身内重視」の布陣にすぎません。特に、おかしいのが枝野氏と安住氏の人事です。参院選大敗の責任者であったのが枝野氏と安住氏でしたが、枝野氏は官房長官となり、安住氏は国対委員長に抜擢されたのです。大敗の責任者が責任を問われることなく、“出世”するのもおかしな話です。

憲法上、権力分立制が採用されていることからすれば、参院議長は首相と同格の扱いといえます。一度、参院議長に就任したのであれば、もはや党の顧問として扱われるのが妥当であって、大臣として就任するのは、不可解です。そうした見識さえも捨て去ってまで、江田氏は大臣になりたかったのでしょうか。江田氏に大臣就任を依頼する菅直人も、それ自体、正気を失った行動といえることは確かです。




3.民主党の小沢一郎元代表は平成23年1月16日のフジテレビ番組において、次のように述べています。

 「執行部が衆院選マニフェスト(政権公約)見直し方針を打ち出したことに対し「民主党そのものが変えてしまうということになれば、国民に信を問うような大きな問題だ」と懸念を表明。」(2011/01/16 10:40【共同通信】)


菅直人が、衆議院選挙において4年間で実施すると約束した「衆院選マニフェスト(政権公約)」を破棄するのであれば、もはや国民は民主党を支持する理由はありません。選挙後、政権公約を破棄するのであれば、政権公約を掲げた政党に投票して政権政党を選ぶという政党政治とはいえず、選挙制度に反するものだからです。

小沢一郎氏が言っていることは、まさに憲法に適った言動であり、これに反して、菅直人の言動は明らかに反憲法的言動です。だとすれば、日本の市民は、反憲法的言動を繰り返す、すなわち、憲法99条に定めた憲法遵守義務に違反する言動を行う菅直人を支持するべきではないのです。今回の改造内閣により、民主党は終わりました。

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【2011/01/16 17:26】 | 政治問題
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