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大相撲・八百長疑惑問題については、何度か触れています。

<1>「大相撲・八百長問題~八百長を処罰する規定はあるのか?」(2011/02/04 21:27)

<2>「大相撲八百長疑惑問題:相撲はスポーツか興行か? 八百長は日本の文化なのか?(東京新聞平成23年2月5日付「こちら特報部」より)」(2011/02/06 17:07)


日本の全国紙(朝日、読売、毎日)は、やたらと興奮して八百長疑惑を非難し続けています。特に、西村欣也・朝日新聞編集委員は、常軌を逸しているかのような興奮ぶりで非難しています。こうした異常な興奮ぶりに対して、海外の日系人社会は、どう感じているのでしょうか。そこで、ブラジルのサンパウロ新聞を紹介したいと思います。


1.報道記事を幾つか。

(1) サンパウロ新聞2011年2月8日付「灯台」

東京便り 大相撲八百長は騒ぎすぎ
11/02/08 (9:02)

 大相撲の八百長問題が大きな話題になっている。愛知県のトリプル選挙(知事、名古屋市長、市議会の解散を問う住民投票)が、日本の政治の流れを大きく変える自民、民主の政党政治を否定する結果になったのに、大相撲の問題がそれよりも大きく報道されている。日本のマスコミはどこか異常ではないか、と思ってしまう。

 というのは、大相撲の八百長問題って、そんなに大騒ぎすることかと思うからだ。大相撲は日本の国技であるが、所詮はプロスポーツの興業である。勝負が命のアマチュアのスポーツとは違う。観客を楽しませていくらの興業であり、しかもその八百長で観客、それ以外の人に被害を与えているわけではない。八百長レースだと多くの人に被害を与える競馬、競輪、競艇とは根本的に違うのだ。

 許されることではないが、日本には昔から、こうした出来レース的な文化が潜んでいる。裏口入学、入札談合、縁故採用、強いて言えば就職試験の際の指定校制度なども、八百長と言えるだろう。公正な競争とは言えないからだ。こうしたことが厳然と存在しながら、見過ごされているのが日本の社会である。なんでいまさら大相撲の八百長程度で騒がれなくてはいけないのか。

 これまでも多くの相撲ファンは、出来試合があるかも知れないと思いながらも興業として楽しんできた。本割りと呼ばれる本場所以外の地方巡業では、それが出来試合と分かっていながら取り組みを楽しんできた。
 その昔から、出来試合を内包しながら興業してきた大相撲(1980年、週刊ポストが八百長疑惑を告発している)であり、いまさら本場所まで中止し、大騒ぎすることではあるまい。

 それよりもむしろ、相撲ファンの楽しみを奪う興業中止こそが問題ではあるまいか。前頭、十両から陥落を防ぐための星の貸し借りなど、ほほえましいものではないか…。
 もしそれもだめというのなら、時代に合わせ全力士を給料制(今は十両以上しか給料をもらえない、そのため陥落すまいと力士は星買いに走る)にするなどの改革が必要だろう。改革をしない限り、出来取組はなくならないはずだ。(東京支社=瀬頭明男)

2011年2月8日付」



(2) サンパウロ新聞2011年2月9日付「日系社会」

大相撲八百長問題でコロニアにも衝撃
11/02/09 (10:12)

「春場所中止は厳しすぎる」 残念な結果に落胆・不満の声

 日本の報道によると、大相撲の八百長問題で日本相撲協会が6日に開いた臨時理事会で、3月13日から大阪府立体育会館で予定されていた春場所の中止を正式に決定したという。このニュースは、日系社会にも大きなショックを与え、特にNHK国際放送での相撲観戦を楽しみにしているファンからは「八百長はいけないことだが、ちょっと、厳しすぎるのでは」と不満の声も上がっている。

 元十両「若東」の黒田吉信さん(35、2世)は、今回の日本相撲協会の決定について「残念としか言いようがない。せっかく魁聖が(ブラジル人力士初の)新入幕を果たせると思っていたのに」と言葉少なだった。
 元幕下力士「東旺」の森田泰人さん(32、2世)も「自分でもびっくりしている。今回のようなケースでの中止は初めてで、本当に残念な結果になった」と驚きを隠せない様子。
 長年にわたって聖市リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街の店頭で幕内力士の星取表を掲示板に掲載している明石屋宝石店の尾西貞夫代表は、「店に来る人によっては、『(春場所中止という)そんなに厳しい処置をする必要があるのか』という声もある。機械でなく、人間がやっていることなので、もう少し大目に見てもらいたいね」と、海外在住邦人の立場として意見を述べた。

 リオ州ノーバ・イグアスー管内のチングアに在住し、1980年代にリオ州日伯文化体育連盟の会長を務めていた原林平さん(77、長崎県出身)は、80年代半ばに全伯相撲大会出場への選手選考のためにリオ州で大会を行うなど、相撲にも縁が深い。また、各場所での大相撲放送がある時は、早朝から起きだしてテレビ中継を欠かさず見るほどの熱心さだ。
 「今の日本は相撲を目の敵(かたき)にしている。本場所が中止になれば興行が成り立たない。昔から力士の星の貸し借りなどはあったと思う。本来なら相撲を育てる必要があるのに、このままでは国技である相撲がつぶれてしまう」と原さんは危惧する。

 また、元「東旺」の父親で埼玉県人会副会長なども務める森田泰司さん(63)は、あくまで個人的な意見とした上で、「ブラジル社会に溶け込むことができないインジオが自殺するのと同じく、長い間、日本の閉鎖社会の中で現在までの相撲協会の体質が認められてきた。今回、日本のマスコミや日本の一般の人たちが、一度に膿(うみ)を出し、自分たちの社会の中に引きずり出した形では」と見ている。
 ブラジル相撲協会の篭原功会長(70、3世)は、「(春場所中止の話は)6日に1世の親戚から聞いた。本当に驚いているが、我々の立場では何とも言えない。1月30日に相撲協会の定期総会があり、幕内に上がるであろう魁聖の化粧まわしについて、どうやって贈ろうかと相談していたところだった」と、「寝耳に水」の話に戸惑いを隠せない様子だった。

2011年2月9日付」




2.こうした記事を見ると、長年にわたり大相撲を鑑賞し楽しんできた海外の日系人社会の方が、「大相撲」を良く理解していると感じます。

 「大相撲の八百長問題が大きな話題になっている。愛知県のトリプル選挙(知事、名古屋市長、市議会の解散を問う住民投票)が、日本の政治の流れを大きく変える自民、民主の政党政治を否定する結果になったのに、大相撲の問題がそれよりも大きく報道されている。日本のマスコミはどこか異常ではないか、と思ってしまう。

 というのは、大相撲の八百長問題って、そんなに大騒ぎすることかと思うからだ。大相撲は日本の国技であるが、所詮はプロスポーツの興業である。勝負が命のアマチュアのスポーツとは違う。観客を楽しませていくらの興業であり、しかもその八百長で観客、それ以外の人に被害を与えているわけではない。八百長レースだと多くの人に被害を与える競馬、競輪、競艇とは根本的に違うのだ。(中略)

 これまでも多くの相撲ファンは、出来試合があるかも知れないと思いながらも興業として楽しんできた。本割りと呼ばれる本場所以外の地方巡業では、それが出来試合と分かっていながら取り組みを楽しんできた。
 その昔から、出来試合を内包しながら興業してきた大相撲(1980年、週刊ポストが八百長疑惑を告発している)であり、いまさら本場所まで中止し、大騒ぎすることではあるまい

 それよりもむしろ、相撲ファンの楽しみを奪う興業中止こそが問題ではあるまいか。前頭、十両から陥落を防ぐための星の貸し借りなど、ほほえましいものではないか…。」



 「このニュースは、日系社会にも大きなショックを与え、特にNHK国際放送での相撲観戦を楽しみにしているファンからは「八百長はいけないことだが、ちょっと、厳しすぎるのでは」と不満の声も上がっている。(中略)

 長年にわたって聖市リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街の店頭で幕内力士の星取表を掲示板に掲載している明石屋宝石店の尾西貞夫代表は、「店に来る人によっては、『(春場所中止という)そんなに厳しい処置をする必要があるのか』という声もある。機械でなく、人間がやっていることなので、もう少し大目に見てもらいたいね」と、海外在住邦人の立場として意見を述べた。」



海外在住邦人としては、「大相撲の八百長問題って、そんなに大騒ぎすることか」「いまさら本場所まで中止し、大騒ぎすることではあるまい」という声が出ていることから分かるように、日本のマスコミは何をいまさら馬鹿騒ぎをしているのかという意識であることがよく分かります。

日本のマスコミは、いつも内向きでなぜ、広い視野で判断しないのでしょうか。海外では、相撲での八百長ごときでなぜ、本場所まで中止したりするなんて、異常ではという意識をもっているのです。海外新聞は、民主党の大敗した選挙よりも八百長について大騒ぎしているマスコミの姿を見て、「日本のマスコミはどこか異常ではないか」とさえ、言うのです。

日本のマスコミは、今まで大相撲の何を見てきたのでしょうか。本場所の中止に追い込んで一体、何をしたいのでしょうか。マスコミは、ただやみくもに批判するだけで、何の具体的な改善策を示そうともしないのです。日本の全国紙は、大相撲について何も分からない素人として馬鹿騒ぎするだけなのですから、そんな馬鹿げた報道は止めるべきです。市民も全国紙(朝日、読売、毎日)の馬鹿騒ぎを無視して、購読を止めるべきです。

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(2) サンパウロ新聞2011年2月9日付「日系社会」

大相撲八百長問題でコロニアにも衝撃
11/02/09 (10:12)

「春場所中止は厳しすぎる」 残念な結果に落胆・不満の声

 日本の報道によると、大相撲の八百長問題で日本相撲協会が6日に開いた臨時理事会で、3月13日から大阪府立体育会館で予定されていた春場所の中止を正式に決定したという。このニュースは、日系社会にも大きなショックを与え、特にNHK国際放送での相撲観戦を楽しみにしているファンからは「八百長はいけないことだが、ちょっと、厳しすぎるのでは」と不満の声も上がっている。

 元十両「若東」の黒田吉信さん(35、2世)は、今回の日本相撲協会の決定について「残念としか言いようがない。せっかく魁聖が(ブラジル人力士初の)新入幕を果たせると思っていたのに」と言葉少なだった。
 元幕下力士「東旺」の森田泰人さん(32、2世)も「自分でもびっくりしている。今回のようなケースでの中止は初めてで、本当に残念な結果になった」と驚きを隠せない様子。
 長年にわたって聖市リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街の店頭で幕内力士の星取表を掲示板に掲載している明石屋宝石店の尾西貞夫代表は、「店に来る人によっては、『(春場所中止という)そんなに厳しい処置をする必要があるのか』という声もある。機械でなく、人間がやっていることなので、もう少し大目に見てもらいたいね」と、海外在住邦人の立場として意見を述べた。

 リオ州ノーバ・イグアスー管内のチングアに在住し、1980年代にリオ州日伯文化体育連盟の会長を務めていた原林平さん(77、長崎県出身)は、80年代半ばに全伯相撲大会出場への選手選考のためにリオ州で大会を行うなど、相撲にも縁が深い。また、各場所での大相撲放送がある時は、早朝から起きだしてテレビ中継を欠かさず見るほどの熱心さだ。
 「今の日本は相撲を目の敵(かたき)にしている。本場所が中止になれば興行が成り立たない。昔から力士の星の貸し借りなどはあったと思う。本来なら相撲を育てる必要があるのに、このままでは国技である相撲がつぶれてしまう」と原さんは危惧する。

 また、元「東旺」の父親で埼玉県人会副会長なども務める森田泰司さん(63)は、あくまで個人的な意見とした上で、「ブラジル社会に溶け込むことができないインジオが自殺するのと同じく、長い間、日本の閉鎖社会の中で現在までの相撲協会の体質が認められてきた。今回、日本のマスコミや日本の一般の人たちが、一度に膿(うみ)を出し、自分たちの社会の中に引きずり出した形では」と見ている。
 ブラジル相撲協会の篭原功会長(70、3世)は、「(春場所中止の話は)6日に1世の親戚から聞いた。本当に驚いているが、我々の立場では何とも言えない。1月30日に相撲協会の定期総会があり、幕内に上がるであろう魁聖の化粧まわしについて、どうやって贈ろうかと相談していたところだった」と、「寝耳に水」の話に戸惑いを隠せない様子だった。

2011年2月9日付」




2.こうした記事を見ると、長年にわたり大相撲を鑑賞し楽しんできた海外の日系人社会の方が、「大相撲」を良く理解していると感じます。

 「大相撲の八百長問題が大きな話題になっている。愛知県のトリプル選挙(知事、名古屋市長、市議会の解散を問う住民投票)が、日本の政治の流れを大きく変える自民、民主の政党政治を否定する結果になったのに、大相撲の問題がそれよりも大きく報道されている。日本のマスコミはどこか異常ではないか、と思ってしまう。

 というのは、大相撲の八百長問題って、そんなに大騒ぎすることかと思うからだ。大相撲は日本の国技であるが、所詮はプロスポーツの興業である。勝負が命のアマチュアのスポーツとは違う。観客を楽しませていくらの興業であり、しかもその八百長で観客、それ以外の人に被害を与えているわけではない。八百長レースだと多くの人に被害を与える競馬、競輪、競艇とは根本的に違うのだ。(中略)

 これまでも多くの相撲ファンは、出来試合があるかも知れないと思いながらも興業として楽しんできた。本割りと呼ばれる本場所以外の地方巡業では、それが出来試合と分かっていながら取り組みを楽しんできた。
 その昔から、出来試合を内包しながら興業してきた大相撲(1980年、週刊ポストが八百長疑惑を告発している)であり、いまさら本場所まで中止し、大騒ぎすることではあるまい

 それよりもむしろ、相撲ファンの楽しみを奪う興業中止こそが問題ではあるまいか。前頭、十両から陥落を防ぐための星の貸し借りなど、ほほえましいものではないか…。」



 「このニュースは、日系社会にも大きなショックを与え、特にNHK国際放送での相撲観戦を楽しみにしているファンからは「八百長はいけないことだが、ちょっと、厳しすぎるのでは」と不満の声も上がっている。(中略)

 長年にわたって聖市リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街の店頭で幕内力士の星取表を掲示板に掲載している明石屋宝石店の尾西貞夫代表は、「店に来る人によっては、『(春場所中止という)そんなに厳しい処置をする必要があるのか』という声もある。機械でなく、人間がやっていることなので、もう少し大目に見てもらいたいね」と、海外在住邦人の立場として意見を述べた。」



海外在住邦人としては、「大相撲の八百長問題って、そんなに大騒ぎすることか」「いまさら本場所まで中止し、大騒ぎすることではあるまい」という声が出ていることから分かるように、日本のマスコミは何をいまさら馬鹿騒ぎをしているのかという意識であることがよく分かります。

日本のマスコミは、いつも内向きでなぜ、広い視野で判断しないのでしょうか。海外では、相撲での八百長ごときでなぜ、本場所まで中止したりするなんて、異常ではという意識をもっているのです。海外新聞は、民主党の大敗した選挙よりも八百長について大騒ぎしているマスコミの姿を見て、「日本のマスコミはどこか異常ではないか」とさえ、言うのです。

日本のマスコミは、今まで大相撲の何を見てきたのでしょうか。本場所の中止に追い込んで一体、何をしたいのでしょうか。マスコミは、ただやみくもに批判するだけで、何の具体的な改善策を示そうともしないのです。日本の全国紙は、大相撲について何も分からない素人として馬鹿騒ぎするだけなのですから、そんな馬鹿げた報道は止めるべきです。市民も全国紙(朝日、読売、毎日)の馬鹿騒ぎを無視して、購読を止めるべきです。

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【2011/02/11 22:28】 | 諸法
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